パーテーション~その1~
ずいぶんと夏らしくなってきました。机上の温度は摂氏32度。でも、風が吹いて生きながらえています。進捗報告におわれる日々から少しだけ脱し、遊び気味ですがちゃんと勉強します。
さて、ubutuをそこまで根っこから取り扱わない私としては、アーキテクチャを始めとしてたいそう弱い部分が有ります。そこで覚えたことしったこと落としていこうかと
0.パーテーションとは
おそらく、パーテーションは最も要となる部分ではないでしょうか?簡単に言うと、区切り。Windowsとかだと、C:とかD:とかそんな感じです。ものは知ってたけど、意外と答えられませんでした
分ける意味:
そもそも、linux環境下において/以下やswapなど色々とフォルダが林立します。でも、大きく分けると”変更が少ない、システムがよく使う系”と”変更が多い。ユーザーがよく使う系”にざっくりわけられます。後者は/usrとか連想してください。ここでこの2つの容量不足やお引越し、追加などを考えると、前者後者で2つに分けたほうが圧倒的コストがいいです。
分ける副作用
わけるのはいいけど、分けたあとにもし想定外に一方が多くなったりしてしまったらどうしましょう。そういうことです。偏りが生じたりすると速さや使い方に影響が出ます。
1.物理的なにか
sda とかsdbとかありますね。これは物理ドライブを意味します。基本的にデバイスは/devに認識されるので、/dev/sdaとかになります。構成を見るならば、dfコマンドによって閲覧可能です。ここで問題になるのが分け方ですが、僕は論理ボリューム(LVM)とかは使用せず、素直に/dev/sdaと/dev/sdbで分割します。要はそこらの設定不要です。
LVMとは
本来、/dev/sdaや/dev/sdb、/dev/sdcというふうに物理的に隔てられているドライブを一元化するように見せかける機構です。この処理はマッピングによって実現しています(確か)。こうすることで、1つ500GBあっ1て4つあったら2TB*1つとして認識されます。ようはでっかいドライブとして見られます。ちなみにこの時”2TB*1つ”を「論理ボリュームグループ」といい、そこからパーテーションして出来たもの(800GB+800GB+400GBみたいな分け方)を「論理ボリューム」といいます。
2.必要な区切り
linuxにもwindowsにも必要な領域が有ります。でもデスクトップ版とかならそんなの設定せずとも勝手にやってくれます。でも、マッサラなHDDとかServer版を扱う際にはその設定は手動ですんで、フォルダでパーテーション組んだほうがいいかもしれない。
ざっくり、
/ | rootのこと。コレないと起動出来ないし、超必須ファイルとかコマンドが入ってる。 |
/home | 自分の所。要はよく変更されるし、消えづらいから別にしとこ。 |
/usr | プログラムとかが入る所。/homeとよく一緒のデバイスにいる。 |
/swap | メモリとかが足りなくなった非常時にメモリとして使用される部分。今の時ほぼ使われないっしょ? |
メインはこの程度、、、実際コレぐらいしか考慮しないけど、、、、
/boot | bootした時に読み込まれるファイル。コレ読めないと起動できない |
/var | いろんなファイル。ログとか |
/tmp | 一時ファイル。ゆるゆる |
/opt | インストール先になりがち |
とか他にもいっぱいありますが、最低限やれば勝手にやってくれます。詳しくはこんなところとか参照にしてください。
あと気をつけなければいけないのが起動の問題です。boot flagが立っているところを起動の起点としますので、変に設定したらGRUBがちゃんと分かるようにたてとかないとね。
GRUBとは
- 1.BIOS(basis input output system)が各種ハードを初期化する。
- 2.ブートデバイスを見つけに行く!!!(HDDとかUSBとか)
- 3.ブートストラップローダーで舐める
- 4.ブートローダー実行
- 5.わーい
的な感じで起動してきます。3.では対象デバイスの先頭セクタをMBR。中のパーテーションの先頭をPBRと言います。舐めた結果、ブートローダーのあるパーテーションに移ります。
そのブートローダーってのうちの一つがGRUBです。OS選択や起動を賄います。他にも種類ありますが、こいつらを深く下げても仕方ないので放置します。デュアルブートとかしている場合などは、ここで選択を迫られる事になります。
例えば、winとlinuxのデュアルブートの場合において、win側でlinuxを消去してさらにパーテーションを思いっきり消したとすると。。。。GRUBはlinux側なので消えて。MBRとかも切り替わって..カオスになります。なお、win側のプログラム修正でそれを是正することが可能です。
ざっと、ゆるーくパーテーション周り洗ってみました。まだまだ書くことあるし、、、、正確な理解がないので悪しからず。
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