アマゾン川のほとりで(4) – ジャングルハイクと圧倒的な星空

2025年3月3日

02/18 一日アクティビティ

朝起きる。
今日は8時朝食からのハイキングの予定
早起きしたけど、この国に来てから早朝は雨なので二度寝。
イキトスは夜。ここは正午過ぎと明朝が雨な気がする。

朝食前に定位置で茶を一服。
猫ちゃんも一緒。


宿の近くの高ーい木に、独特な巣と独特な鳴き声の鳥がいる。
これまた後日調べたところ、オオツリスドリっていうらしい。
結構わたしこの鳴き声好き。水滴落ちたような音

やることもないので、周囲を散策。
宿裏に発電機があった。どうやら夜の明かり専用っぽい。コンセントはその数時間だけ使えるってことか。
我々に分け与える電力はない。


ヤシじゃなくてパパイヤの木。
朝食にまんま出てくるわけではないけど、いつもある。
パパイヤのなんか臭い匂いなんだろな。ちょい辛い。

ウィルソンの妻が何だか近くでナタを振り回して掘っている
どうやらこれがキャッサバの木らしい。
キャッサバ本体を取れよ自分

とりあえずしろたん写真撮影

朝ハイク

昨日使った長靴。実はサイズ全部違うらしい。あべこべ履いてた。ようわからん。
結構奥いったところの支流的なところからスタート。あ。なんか紹介動画でみたやつ。

まずは樹液を絞って、この樹液をワンショット飲むと胃腸がよくなっちゃうヤツを小さじ程度にいただく
写真わすれたけど、笹状に切って握力で絞り切る。
薬だけに不味いが、これから食うものを考えれば最高のwelcome drinkだろう

スーリーがこんなかにめっちゃ入ってる。
ネット出てきたり市場に売ってるでっかいヤツはブクブク太らせた物らしい。
サイズと食感はまじでポイフル。濃厚で豆乳に近い味。

アリの巣。切ったら出てくる。手に着けてすりつぶすと蚊よけになる。めっちゃ擽ったい
柑橘系、とりわけシーブリーズのシトラスの控えめな匂い。
巣も乾燥させて焼くと金鳥になるのだとさ
雨季終盤は水位が更に上がって家ギリギリになるとかが家に入ってくるから使うらしい。
ということで手につけてすり潰す。

そこら辺に落ちてる実。形状と味も概ね金柑。おいしい。思ったほど酸っぱくない。
何も言わずウィルソンとジョンが以降時々拾っては食ってる

ターザンタイム。
ツルが上から下に伸びていて、ナタでぶった切ることでターザンができるっぽい。
思った以上に頑丈


いかにも危なそうなツクシ。彼はマッシュルームと表現していた。
ウィルソン曰くこの実はケシの実に近しいものになる。ということはそういうこと。
ChatGPTに聞いたら、”Helosis cayennensis” とのこと、伝統医療で薬用以上の情報はない。怪しい

水が出る木。柔らかい味がする
水を持ち合わせていないのでたいへん助かる


みんな大好きカカオの実。
味はミルキー&トロピカルテイストのマンゴー。ブロック状になっていてファミリー仕様。
ジルがずっと歩きながら食っているのがおもろい。
あと非常に投げやすい。

さてどうやってハイクして戻るのかが疑問と薄々我々は感づいていたが。案の定迷子になった宣言をした。
太陽の位置を元に位置を把握していて、あいにくの曇天でロストしたらしい。
遭難すると同じ所を通過しがちになるらしいが、それ。
さっき以上に道なき道を進むから、二人揃ってナタを振り回しまくる。
急に方向転換するから剣先間合い取れないんよ。。。一番怖いのは人間だなと

途中で暑くなったのか、うちわを即興で作成。
ケイコは結局、イキトスに戻ったときも持っていた。

無事帰着。約3.5時間の中々なハイク。満足度は高い。
太陽光がしっかり注ぐと蛇が出るらしい。ヘビはちと逃げようがないから怖い。遠慮する。

ミズノのロンタイの上にさらにズボンをまとっていたが
それでも刺してくるアマゾンの蚊。恐るべし
でも蚊取り線香の力は絶大
ロベルトが日本の金鳥に興味津々。

午後ボートスタート

昼メシ後に新しい人たちきた。謎の四人組。
NZとUKの二人組とアルゼンチンのインスタグラマーと鼻高中国人。仲いいのか分からん団結感
謎のばなな大量提供。お手頃サイズ。

景色こそいいものの、何も見つからない時間が2時間くらい続いてただの地獄。小生の腰も限界。


NZは寝てた。
諦めたらしく本流付近に移動。水泳の時間。

生ぬるいし泥だけど、シャワー浴びてないのでスッキリ。
底なしかつ何も見えないので常に犬かき。余裕でつかれるので程よいところで戻る。
ジルはめっちゃ泳ぐし、リラックスしてる。フランクも疲れて即戻り。

乾燥させつつ、今日も村へ行く。
サンセットあるぜということで5分だけ休憩の予定。船に一人残って黙々と着替える。
ふと、船が結構流されてることに気付く。紐を掛けてなかったっぽい。
頑張って補助オールで元の位置に戻す。ジョンがダッシュで戻ってくる一興
この旅最も視聴率低い激アツイベントであることは間違いない。無論写真もない

一瞬自分も上陸。
物事5分でいけるで!は日本で10分。南米なので20分は見積ると夕焼けは望めないので。ここで私だけ撮影。完全に勝ち組。
呑気にビールを買ってきていた。ビールはどこでも買えるんだよな。頭弱いな。

船は予想通りサンセット見えなかったので、このままラグーンエリアへ
ここにも一つ村がある。そしてリッチな宿も並んでる。
アリゲータげっちゅー

蛇も出るっぽいけど、見つけられず。正直この夜中に来られても困る。

湿地に銀色に光るホタルがいた。多分ホタルだと思う。
浸水林を進む船の周りを覆うようにホタルがいる。まーーーーーじでディズニーランドにありそうなやつ。幻想的すぎる。
浸水林を抜けたら、涙が出るくらいの星空。月もなく、天体観測コンディションは最高
全方位水平線まで見れるのはすごい。夜景を写真取れないのが本当に悔やまれる。
首が痛くなるくらいにずーーーーと見てた。
少なくともジルと私は超絶感動していた。

なにか探そうと懐中電灯を森に向けているやつ居ったけど、上見ろよ?
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今日に関しては間違いなく俺が一番楽しんだと思うぞ。
猫は未だに蝶を追っかけ回してる。寝ろよ。私も寝るから